居酒屋の始まりと歴史

kirin_lager

居酒屋と言えば、集まる人同士が楽しくお酒を飲みながら会話を楽しみ、そこで情報を交換したり交流を深めたりする場所です。
かつての女性同士の情報交換の場所が「井戸端」であるなら、男性の場合は「居酒屋」であったと言えるでしょう。
居酒屋という場所にはこれまでさまざまなドラマがあり、そこから生まれた芸術作品などもたくさんあります。
そんな居酒屋は果たして日本ではどのように始まり、またどんなふうに発展をしていったのでしょうか。

参考元:居酒屋(Wikipedia)

日本で最初に居酒屋のようなお店が登場してきたのは、江戸時代の頃ではないかと言われています。
江戸時代ではお酒は専門の業者しか取り扱いをしておらず、販売をするときには容器をあらかじめもってきてもらう量り売りをしていました。

売るときに持ち帰りだけでなくその場でも飲めるように席を作ったことが居酒屋の始まりであったとされており、そこからつまみとなる食べ物も一緒に販売するようになっていきました。

「居酒屋」という言葉をよく見てみると、そこに「居る」ことができる「酒屋」ということなので、酒屋でそのまま飲むようにした習慣が元になっていることは確かなようです。

江戸時代では酒屋でお酒を飲む行為のことを「居酒」といったそうで、やがてその居酒をさせるところと、販売だけを行う酒屋が分裂をしていくことになりました。

この頃の居酒屋のスタイルは立ったまま飲む立ち飲み式のスタンド方法が主流で、それが時代の流れとともに、食べ物を提供する煮売屋(今のおでん屋のようなもの)でもお酒を置くようになったことから、現在のようなレストラン風の居酒屋が誕生しました。

先に男性の情報交換の場所としての居酒屋の機能を説明しましたが、江戸時代における居酒屋の利用比率はほぼ男性のみで占められていたようです。

当時の江戸には一人で暮らす男性も多くいたことから、食事をする場所で一緒にお酒を飲むということによく利用をされていました。
この男性のための居酒屋商売はその後1970年代になるまでしばらく続きます。
居酒屋に女性が登場するようになったのが、働く女性が急増した70年代の後半からで、女性好みのお酒であるおしゃれなお酒が出てきたことで、ますます女性の居酒屋進出は加速していきました。
現在ではより性別や年代の垣根なく、多くの人にとって気軽に利用のできる便利な社交場として居酒屋は存在しています。
それぞれ個性的な売り方をしている居酒屋もあり、今後もまた時代とともに変化を続けていくことでしょう。