ジン

ジンの歴史

ジンは1660年にオランダのライデン大学シルビウス教授が開発した蒸留酒です。

もともとは東インドで働いていたオランダ人のために熱病の特効薬を開発していたのですが、その過程で偶然に生成に成功したのがこのお酒です。

その証拠に原材料となっているのはジュニパーベリーというネズの実ですが、これは大変利尿効果が高いことで知られています。

ジンの生成にはこのネズの実をアルコールに浸し蒸留していきます。

開発当初はジュニエーヴェル・ワインという名称で親しまれていましたがその後オランダから英国に渡ったときに短く「ジン」という名称にされそこから世界中に広がっていきました。

そのため現在流通しているジンの種類には、オランダタイプの甘口の「ジュネバ・ジン」というものと、英国風の辛口ジンとがあります。

ジンはオランダ生まれではありますがそのあと英国で国民的に親しまれるほどの大人気のお酒になったことにより、かなりの種類が英国内には存在しています。

英国タイプのジンを細かくみていくと、最も辛口な「ドライ・ジン」やそれに甘みを加えた「オルード・トム・ジン」、強い香りづけをした「プリマス・ジン」、フルーツで風味をつけた「プリマス・ジン」といったものがあります。

ジンを使ったカクテル

ジン・ベースのカクテルは、他の種類のものに比べても大変数が多く、どこのお店でも必ず置いているほど人気の高いものとなっています。

ジンというお酒そのものの風味を活かすことでさわやかな味わいにしていくことができるため、かなり度数は強くても飲めるおいしさになります。

ジン・ベースのカクテルといえばやはりカクテルの王様である「マティーニ」があります。

マティーニはドライジンにドライベルモットを加えたものにオリーブの実を浸して飲むという非常にシンプルなレシピとなっています。

ただしマティーニというカクテルはとても奥が深く、マティーニだけで一冊のレシピブックができてしまうほどで、ジンとベルモットの他にレモンピールなど独自の味付けをしていくことでそのバーらしい味に仕上げていきます。

他にも日本ではよく知られているジントニックやジンリッキーといったものもジン・ベースのシンプルなカクテルの種類です。

ジンについての豆知識

ジンはカクテルベースとして最も使われているといってもよいほどのお酒なので、カクテルの種類は無数にあると言ってもよいほどです。

前項で紹介したマティーニやジントニックの他にも、トムコリンズやギムレット、シンガポールスリングといったものも全てジン・ベースのカクテルです。

ジン・ベースのカクテルの中でも「ミリオン・ダラー」というドライジンにパイナップルジュースとレモンジュース、グレナデンシロップ、卵白を加えた甘口のカクテルは日本でも大正時代から存在しており、日本初で世界に広がっていったカクテルとして知られています。

ジンを使ったカクテルはマティーニという大きな存在があるせいか全体的に辛口風味のものが多いのですが、ミリオン・ダラーはジン・ベースにしては珍しくとても甘い風味になっているので、たまにバーなどで注文をしていみると通に思われるかもしれません。