テキーラ

テキーラの歴史

メキシコを代表するお酒として知られているのがテキーラです。

メキシコのお酒ということだからか、中にはテキーラをサボテンを原材料にしたお酒と勘違いしている人もいるようです。

ですが正しくはテキーラの原材料はリュウゼツランというヒガンバナ科の常緑草の一種である「アガベアスール」というものです。

日本ではなかなか見かけることができない植物であることもあり、国内で見かけるテキーラは100%輸入品となっています。

ちなみに「テキーラ」という名称はテキーラ地方で採れる材料を使用しその地区内で蒸留したもののみをその名称で呼ぶということになっています。

テキーラは熟成具合によって色みが異なりますが、熟成がないものを透明の「ホワイトテキーラ」といい、2ヶ月程度熟成させてやや黄色みがかかったものを「ゴールドテキーラ」、さらに熟成度を高めて1年以上熟成させたものを「テキーラ・アホネ」といいます。

テキーラを使ったカクテル

テキーラはメキシコなど現地では直接小さめのグラスに注いでレモンや塩とともにストレートで飲むのが主流です。

ですがテキーラは度数が40度~50度にもおよぶ大変強いお酒ですので、普段お酒を飲み慣れない日本人が真似をして飲むのは大変危険です。

そのため日本国内でのバーではカクテルベースとして使用し、飲みやすい度数にすることの方が多くなっています。

テキーラ・ベースのカクテルとして最も有名なのが「マルガリータ」という米国のバーテンダーが考案したカクテルです。

じつはこの「マルガリータ」という名称はカクテルレシピの考案者であるジャン・デュレッサー氏の亡き恋人の名前からつけたものという悲しいエピソードがあります。

しかも彼女は二人で狩猟に出かけたときに運悪く流れ弾に当たり、彼の腕の中で亡くなるという悲劇的なお話です。

マルガリータはメキシコ出身であったことからジャン・デュレッサー氏は彼女を偲んでテキーラ・ベースのカクテルにしたということですから、そう思って飲むと大変感慨深いものがありますね。

テキーラについての豆知識

テキーラに関してのエピソードでもう一つ有名なものが、ローリング・ストーンズに関するものです。

テキーラ・ベースのカクテルとしてマルガリータと並ぶ知名度となっているのが「テキーラ・サンライズ」という名前のカクテルですが、これを世界的に広げたのはメキシコツアー中に見つけたストーンズのメンバーたちだったというものです。

テキーラ・サンライズはグラスの中でオレンジジュースとグレナデン・シロップが混ざり合って美しい朝焼けの世界を描き出すというカクテル史上に残る名作ですが、これを気に入ったストーンズのメンバーたちがその後行く先々で飲むようになったことで広く知られていったのです。

のちに同じく有名ロックバンドであるイーグルズが「テキーラ・サンライズ」という曲を作ったことにより、このメキシコ発のカクテルは世界的な人気となっていきました。