混成酒って?

バリエーションが多いお酒

お酒の種類の中でも見た目や風味、製造方法、原材料などによって様々なバリエーションが存在しているのは混成酒です。
混成酒とは、醸造酒または醸造酒を原料にして、更に様々な原料を加えることで作られるお酒になります。
ここでは混成酒の歴史や製造方法などを確認してみましょう。

混成酒の歴史とは

混成酒の歴史は醸造酒から蒸留酒が作られるようになり、蒸留酒を発展させるようになってからスタートしています。
当時、蒸留酒に対しては嗜好品としてではなく、蒸留する際に様々な薬草などを加えることで薬効が求められていました。
蒸留酒のことを生命の水と呼んでいたことからも、活力を見出すことができるものとして珍重されていたことがわかります。
この生命の水に、更なる霊力を持ったお酒を作るという目的で考えられたのが混成酒なのです。

混成酒を代表するリキュールの語源となったとも言われているのが、リケファセレというラテン語です。
リケファセレには「溶け込ませる」という意味があることから、植物などの有効成分が溶け込んだお酒であることを示しています。
リキュールの作り方が広まった頃には、修道院で作られていたそうですが、それぞれの修道院によって異なるリキュールが存在していたそうです。

その後、航海技術が発達したことで香辛料が発見されて、砂糖が作られるようになってからはリキュールのバリエーションが更に広まりました。
薬っぽい独特の風味のリキュールから、フルーツなどの香味を活かし飲みやすくて美味しいリキュールも開発されるようになりました。

参考:混成酒 歴史

混成酒の種類について

混成酒に分類されるお酒は様々な種類があることからもわかるように、どんな原材料を混ぜ合わせるのかによって風味や特徴が異なるものです。
たくさんの種類がある中で原材料として活用するものによって大別できます。

最も歴史が古いのは薬草や香草を利用したものです。
現在のように医薬品が発達していなかった時代には不老不死の薬として用いられていたこともあるそうなので、多くの人が薬の役割として愛用していたことがわかります。
ただ、味に関してはお世辞にも誰もが飲みやすい味だったとは言えないものが多かったそうです。

飲みやすさを追求することで考えられたのが果実を利用したものです。
現在は果実系が原材料になっている混成酒の種類が最も多いです。
飲みやすいように味や香りにこだわりがある製品が多いです。

この他にコーヒーやナッツなどを原材料にしている種子系や、ヨーグルトなどの特殊系混成酒も存在しています。
こんな原材料を使ってみてはどうだろうかというアイデアがあれば、今までにはない新しい混成酒を作り出すことができるという楽しみもあります。